どどんとふ

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どどんとふ
dodontof-screenshot.png
どどんとふのスクリーンショット
開発者 たいたい竹流
公式サイト どどんとふ@えくすとり~む
公式マニュアル どどんとふで始める初めてのオンラインセッション2017年夏の号!
GitHubリポジトリ torgtaitai/DodontoF
使用技術 FlashRuby
テンプレートを表示

どどんとふは、たいたい竹流氏によって開発されているオンラインセッションツール。

概要

オンラインセッションに必要な多くの機能を備えた、総合オンラインセッションツール。部屋の作成、チャット、ダイスボット、キャラクター管理、マップ管理、イニシアティブ表といった基本的な機能に加えて、以下のような豊富な機能を搭載している。

  • 秘話チャット
  • シークレットダイス
  • ダイスシンボル
  • 共有メモ
  • カード
  • 資源管理
  • 範囲
  • 魔法タイマー
  • チット設置
  • マップ手書き
  • 画像のアップロード
  • Webカメラ撮影
  • 立ち絵
  • ノベルゲーム風表示
  • カットイン
  • 読み上げ
  • リプレイ録画
  • 多言語対応

ダイスボット

ダイスボットとしてBCDice(ボーンズ&カーズ)を使用している。現在のBCDiceは、どどんとふ環境で動作することを前提として開発、テストされている。様々なゲームシステムのダイスロールおよび表引きに加え、独自の表の追加、カード機能などBCDiceの機能をフル活用しているのは、どどんとふならではである。

Flashの廃止に伴う影響

どどんとふのクライアントプログラム(プレイヤーが操作する画面のプログラム)は、Flashを使用して作られている。Flashは2020年に廃止されることが決定しており、2021年以降、通常はブラウザからクライアントプログラムを動作させることができなくなる。そのため、どどんとふ公式鯖[1]どどんとふむせる[2]では、管理者が2020年にどどんとふの提供を終了することを宣言している。

なお、Rubyで書かれているどどんとふのサーバープログラムは、Flash廃止の影響を受けず、2021年以降も動作する。そのため、クライアントプログラムのみHTML5で書き直す試みが行われている(kitt氏のHTML5版どどんとふ)。HTML5版のクライアントが十分に動作するようになれば、2021年以降もどどんとふを使ってオンラインセッションを楽しむことができる可能性はある。

設置

小規模サーバー

以下の説明は公式マニュアル[3]を基にしている。

少人数で使用する場合は、Ruby(1.8.7以上)が使えるレンタルサーバーにファイルを置き、パーミッションの設定をするだけでよい。マニュアルでは、さくらインターネットのレンタルサーバー(さくらのレンタルサーバ)が推奨されている。

まず、公式サイトのダウンロードページから最新版または安定版のzipファイルをダウンロードし、展開する。さくらのレンタルサーバでアカウント名が「trpg_net」の場合、展開したファイルを以下のように配置し、パーミッションを設定する。

home
+- trpg_net
   +- www
   |  +- DodontoF (705)
   |  |  +- DodontoFServer.rb (705)
   |  |  +- log.txt (600)
   |  |  +- log.txt.0 (600)
   |  |  +- saveDataTempSpace (705)
   |  |  +- fileUploadSpace (705)
   |  |  +- replayDataUploadSpace (705)
   |  +- imageUploadSpace (705)
   |  +- smallImages (705)
   +- saveData (705)

ファイルの配置およびパーミッション設定が完了したら、ブラウザから DodontoF/DodontoFServer.rb を開く。上記の例の場合、URLは

http://trpg_net.sakura.ne.jp/DodontoF/DodontoFServer.rb

となる。ファイルの配置およびパーミッション設定が正しくできていれば、以下のように表示される。

["「どどんとふ」の動作環境は正常に起動しています。"]

上記のメッセージが表示されたら、DodontoF/DodontoF.swf を開く。上記の例の場合、URLは

http://trpg_net.sakura.ne.jp/DodontoF/DodontoF.swf

となる。

大規模サーバー

レンタルサーバーを使う場合、快適に使用できる人数は10人程度までであり、それ以上の人数では負荷が重くなる。大規模なサーバーでは、以下のような構成とする例が多い。

  • より高性能なサーバーやVPSを使う。
    • SSDを使う。
    • メモリに余裕があれば、RAMディスクを使う。
    • 必要に応じて、TCP/IPに関するLinuxカーネルのチューニングを行う。
  • Webサーバーとしてnginxを使う。
  • 最新のRubyを使う。
  • FastCGIを使う。
    • spawn-fcgiなどでサーバープログラムを起動する。
    • Gem「fcgi」を使う。
  • Gem「msgpack」を使う。
  • 擬似cometモードを使わない。

設置の手順を解説している記事として、以下のものがある。

脚注